なぜ日本は少子化なんでしょう？なぜ日本の女性はこどもを産みたくないんでしょう？
わたしは夫の長時間労働こそが実は真の少子化の原因だと思っています。
900社以上の働き方改革を実現したワークライフバランスの社長、小室淑恵さんがtedで語った長時間労働についての意見。
子供をもちサラリーマンとして働くぼくにはとても胸にささる言葉でした。
皆さんの職場は長く残業することがあたりまえになっていませんか？仕事と家庭のあり方を見つめなおしてほしい。そんな思いを込めた朝礼を作りました。
ぜひ職場に伝えて慢性化している長時間労働に一石を投じてみてください。
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長時間労働が日本をダメにする
少子化の真の原因は長時間労働である
今、日本がきわめて少子化である、ということは皆さんご存知だと思います。
ではこの少子化の原因は何だと思いますか？
900社以上の働き方改革を実現してきたワークライフバランスの社長、小室淑恵さんは、実体験をもとに夫の長時間労働が少子化の真の原因であると語っています。
夫の長時間労働で育児がとても大変だった。
小室淑恵さんは現在2人のこどもを育てられています。
そんな彼女は1人目が産まれて子育てをしているとき、旦那さんの長時間労働が原因で2度と子供は産まないと思っていたそうです。
当時、旦那さんの平均帰宅時間は深夜2時。両親は遠方にすんでおり頼れるのは旦那さんだけ。でも仕事が忙しいので育児のすべてを自分1人でやることになります。
夜泣きをあやし、なんとか寝かしつけた、というタイミングで見計らったように旦那さんが帰宅。そしてドアの音で子供が起きる。疲れて帰ってきた旦那さんに二度とかえって来なくていい！と怒鳴ったこともあるそうです。
当時の夫婦仲はあまりよいものでなかったことは簡単に想像できますよね。
夫の長時間労働をきっかけに二度と子供は産まない。と心に決めていた。
夫の働き方が変わり気持ちが変わった。
ですが旦那さんが働き方をガラッと変えて長時間労働をやめ、育児家事を同じだけやってくれるようになった。そして小室さん自身も2人目が欲しい！と気持ちがガラッと変化したそうです。
ここで小室さんは感じます。
少子化の真の原因は夫の長時間労働である！
長時間労働をなくすことで多くの社会問題が解決する。
小室さんは少子化だけでなく、介護や労働生産性の低下といった日本がかかえる社会問題についても長時間労働を無くすことで解決できると語っています。
日本は60時間以上残業する人が世界て最も多い。でも1人あたりの生産性は先進国で最下位
日本は残業をする人が世界で最も多い。にもかかわらず1人あたりの生み出す価値は先進国で最下位です。
これは残業が多いことで私生活が少なくインプットがない。そして貧困なアイディアしか生まれない。売れない、だから会議が長引く、帰れない。というサイクルをグルグル繰り返しているから。
こういった生産性の低下を残業をやめることにより解決しよう。というのが小室さんの提唱する働き方改革です。
人間の脳は朝起きて13時間しか集中力がもたない。
そもそも人間の脳は朝起きて13時間しかもたないと脳科学で証明されています。
その時間を過ぎると酒酔い運転と同じ集中力しかない。長時間労働によりミスがたくさん発生し、アイデアも出ないという状態になるわけです。
そして会社は集中力のない状態で働いている社員に対して割増しで残業代を支払い、経営を悪化させている。
集中力を高め、仕事の質を向上するために残業のあり方を見直しましょう！
あなたの評価をするのは家族であって会社ではない
そして自分の人生を評価するのは家族であり、会社ではないことに気づきましょう。あなたがどれだけ仕事をしても会社をやめた後、去年まですごかったね！なんて会社はいいません。
そのかわり家族にあなたは退職した後の30年間、家のことは何ひとつしなかったね。と言われ続ける。
そんな人生、幸せでしょうか？
ワークライフシナジーの社会
小室さんは私生活が増えることで様々なアイデアがインプットされる。そしてそのアイデアがワークに影響し成果をあげられる。ワークもライフもまるごと豊かになる。
そういったワークライフシナジーの社会を作るために活動されています。
今、長時間労働があたりまえになってい人。人生の幸せのためにいま1度自分の働き方を見直してみてください。
まとめ
小室淑恵さんのTEDでのスピーチを参考に長時間労働に関する朝礼を作ってみました。会社で話すのはかなり勇気がいる内容ですし、そんなの無理だ、という反論もあるでしょう。
でもだれかが声をあげないと変わらない。共感された方、まずは自分が長時間労働の輪から抜け出すために行動してみてください。
以上、”朝礼スピーチ～小室淑恵.TED『長時間労働が日本をダメにする』より～”でした！