この記事では僕が「株式投資で3年で100万損失した理由」と失敗から学んだ「投資成績をあげる方法」について紹介しています。
「株ってなかなか稼げない」
「かなり損したけど、自分だけ?」
「結局、どうしたら儲かるの?」
こんな疑問に答えます。
実は、株で失敗する確率は80%以上といわれています。
「だからあなたが損をするのは、ある意味仕方のないこと。」
・・・と、上から目線な言い方をしましたが、僕も株を始めて3年で130万円もの損失を出した超へたくそ投資家です。
僕が、利益を得られるようになったのはつい最近。
やはり先人たちが昔から言われているとおり「失敗から学ぶことが大切」だとようやくわかりました。
だからといって、あなた自身が損をする必要はありません。他人の失敗談を参考にして同じ失敗をしなければよいんです。
この記事では僕が「株式投資で130万円もの損失を出してしまった理由」と投資成績を上げる方法をご紹介します。
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株で失敗した5つの理由
僕が大損失を出してしまった理由は大きく5つです。
- 損切ができなかった。
- 暴落で焦って手放した。
- 銘柄のことをよく調べずに購入した。
- ニュースが発表されて購入した。
- 投資資金全額を株に投入した。
細かく言い出すと切りがないんですが、これさえしていなければ大損失に至ることはなかったというものをピックアップしました。
初心者の方は皆さん陥りやすいことだと思います。それぞれ詳しく紹介しますね。
株で失敗した理由①:資金をすべて株に換えたこと。現金比率ゼロ。
僕が失敗した一番の理由は、投資資金すべてを株に換えたことです。
つまり余剰資金が100万あれば、100万円分の株を買っていました。この状態を「現金比率ゼロ」といいます。
- 割安になっても買い増しできない
- 保有株が暴落したら損切りしか手段がない
初心者の僕は、証券口座に現金が少しでも余っているとすぐ株を購入していました。
その理由は「手っ取り早く利益を得たかった」ことと、「現金で持っておくことでチャンスをムダにしている」という錯覚におちいっていたからです。
投資の神様であるウォーレン・バフェットの右腕チャーリー・マンガーの格言にこんな言葉があります。
金持ちになる秘訣は、投資の好機が訪れたときにすぐに行動を起こせるように、いつでも小切手口座に1000万ドルの残高をもっていることだ。
by チャーリー・マンガー
つまり投資で勝つには、常に手元に現金を持っておくことが重要です。覚えておいて下さい。
- 手持ち資金をすべて株に変えてはいけない。
株で失敗した理由②:損切りができなかった。
株で損をしないためには、損切りが大切です。「損切りが出来なければ、市場から去るしかない」という格言すらあります。
僕自身、「損切りは大切だとわかっていました」が、なかなかできませんでした。
- 損したことを認めたくない。
- 売らなければ損ではない。
- いつか上がるだろう。
共感された方は要注意。
損切りは悪いことではありません。損失を限定することで、有望な投資先にその資金をあてることができます。
もし「きっと上がるはずだから」という根拠のない思いで塩漬けしている株があれば、すぐにでも売却することをおすすめします。
損切りについては様々な名言・格言がありますので一読してくださいね。
損切りできなければ市場から去るしかない
証券取引所では、大物相場視だって先のことは見当がつかない。並外れた成功を収めた者も、たいていは小口のトレーダーとして出発した。彼らが闇ブローカーから主に学んだことは、損切りができなければ市場から消えるしかないということだった。
by ジェシー・リバモア
見切り千両
損切りは千両を得るのと同じ価値であるという例え。
損せぬ人に儲けなし
決して損をしたくない、僅かなリスクも取りたくない、と考えるのであれば、行き着くのは“投資をしない”という選択のみになります。相場をやるには必ずリスクを取らなければなりません。
そして、大きなリターンを狙うのであれば相応のリスクを取らなければなりません。
読みが外れた時は1,000円の損、当たった時は100万円の儲け、というわけにはいかないのです。
- 損切りは悪いことじゃない。損失を限定し、次の投資をする。
株で失敗した理由③:暴落であせって投げ売りした。
3つ目は、損切りできないにも関わらず、暴落にはしっかり反応して「投げ売り」をしたこと。
なぜ損切り出来ないくせにこんな時は簡単に売ってしまうのか疑問ですが、けっこう初心者あるあるではないでしょうか?
相場では、「外部的な要因で売り込まれる」ことがよく起こります。
リーマンショックやチャイナショック等、○○ショックと名の付くものが、まさにそうです。
業績が原因ではないため、健全な企業であれば、一時的にあり得ないほど株価が暴落して、すぐに元の株価まで回復する。
僕は「トランプショック」でこれを痛感しました。
2016年米国大統領選挙でトランプが当選。
今後の世界経済が危ぶまれたため、株価は大暴落。すぐに株価は回復し、その後、NYダウは最高値を更新してます。
日経平均は16251円と大暴落しましたが、年末には19000台まで回復しましたね。
トランプショックの日、僕の保有株も面白いくらい大暴落したので、手持ちの株を投げ売りしてしまいました。
案の定、株価はすぐに回復して、買いなおすこともできず残るのは損失のみ。
要するに「企業の不祥事などではなく外部的な要因で売り込まれたときは焦って投げ売りをしないことが重要です。」
- 外部的な要因で暴落したときは、投げ売りしない。
株で失敗した理由④:ボロ株投資で銘柄調査をせずに購入した。
投資をしたい人は、ボロ株投資に手を出さないよう注意してください。
みなさんは、ボロ株投資ってご存知ですか?
株価が100円以下などの極端に安い銘柄を購入し、年に数回起きる暴騰を期待するという投資方法です。
しかしながら素人が安い株価目当てで適当に買うともろに損失をくらいます。↓
- ビギナーズラックで5万の利益が一瞬で手に入った
- 調子に乗って暴落に巻き込まれ30万の損失を受けた
ボロ株投資は、投機(ギャンブル)です。
基本的に手を出してはいけません。
銘柄調査をせずに株を購入することは「名前も知らない信用できない銀行にお金を預ける」ようなものです。
ようするに企業の業務内容と業績をしっかり調査してから購入しましょう。ということですね。
- ボロ株投資はしないこと。
- 企業分析をして購入しよう。
でも、素人が会社の業績を理解して、株価を予想することなんて、ほぼ不可能ですよね。
だからいまは、相場を予想しなくていい投資を実践中です。
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株で失敗した理由⑤:ニュース発表に反応して株を購入した。
ニュースが流れたときは、時すでに遅しです。
企業にとって良いニュースが流れた時、株価は上昇する。そう思っていませんか?
実際はニュース当日がピークでその後は下落することが多いです。
これは九州電力の2014~2018年までのチャートです。2015年8月頃に1800円を超えているんですが、その後は下落の一途をたどっていますよね。
さて、1800円になった日は原子力発電所「川内1号機」が起動したというニュースが流れた日です。(東日本大震災以降、日本で初めての原発起動)
今後の企業業績がアップする見通しがたったにも関わらず、その後のチャートを見ると、下落の一途を辿っていることがハッキリ分かりますよね。
これを「好材料出尽くし」といいます。
え?ぼくですか?もちろん九州電力を買って、大損失ですよ(笑)
この経験から学んだことは「ニュースに反応して購入しないこと!」
あと覚えておいてほしいのは決算時期も避けるべきです。好決算でも同様に好材料出尽くしで下がることがありますので注意しましょう。
- 良いニュースが流れたら時すでに遅し。
- 決算時期もさけるべき
まとめ~失敗から学びましょう。~
いかがだったでしょうか?
この経験から僕が実践している投資方法は以下の通りです。
- 現金比率は50%を目安にした。
- 損切り及び利確をこまめに行うようにした。
- 暴落時は基本動かない。外部的な要因であれば買い増しも検討
- ボロ株投資はしない。購入前に業績チェック
- ニュースや決算に反応しない。
少しでも同じような投資行動を取っている場合は、自分の運用方針を再検討してみてください。
以上、”【株で失敗した理由】3年で100万円損失した5つの原因と失敗から学ぶ投資方法”でした!
個別株投資を5年やってきて感じるのは、「とにかく色々難しいし、なかなか儲からない。それに株って疲れる」ということ。
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